
滋賀医科大学卒業、付属病院で一通りの研修を終えたあと、大学院博士課程(発生、分化、増殖系)へ進学しました。院生時代は吉田名誉教授直接のご指導のもと研究 に明け暮れました。そのときのヒト子宮内膜間質の研究が評価され医学博士と称することが認められました。この研究により、西日本を代表するメンバーの一人として指名発表する栄に浴しました。
臨床では国立京都病院産婦人科で中村先生直伝の手ほどきをうけ、数多くの分娩や手術経験をかさねました。そこで撮影した先生の助手を務めさせていただいた 膣式子宮全摘出術は医師教育用ビデオとして市販されました。その後は総合病院の医長、部長として臨床経験を重ねるとともに後進の臨床、手術指導などにもあ たりました。また超音波診断学の世界的な草分けである京都夏山先生のもとで研さんしたことも思い出になっています。京都市内にあります女子大の健康管理の 相談役も任ぜられ思春期からの婦人科にまつわる認識を深めることができました。助産学校では助産師学生の教育にもあたりました。このように開業するにあた り数多くの経験をつんでまいりました。
当院での安産率(経膣分娩率)は98%台となっています。驚異的数値と思います。つまり当院の患者様はほとんどが安産(経膣分娩)となっています。また、院長が赤ちゃんを取り上げます。それまで一度も診察したことのない助産師に分娩のときだけ場当たり的に分娩介助をまかせるのはおかしなことではないでしょうか。外来で10か月まで何度も診察してきた者(院長ということになります)が取り上げることが安心、安全なお産に繋がります。
当該地区で初めてとなるLDR室を完備しています。LDR室にLDRベッドを設置するという完全な形でのLDR分娩が可能となったのです。このため昔ながらの陣痛室は必要ありません。つまり当院では陣痛の一番高まったときに陣痛室から分娩室へ歩かされ、そしてたいへんな思いをして分娩台に上らなければならないという経産婦の方ならご存知のあのつらい体験とは無縁なものになります。
妊娠中に判明した逆子は外回転をして積極的に治療します。100%近い成功率を出しています。
妊娠42週未満であれば、必要のない限り陣痛の自然な発来を注意深く待ちます。
何事も、柔軟な発想でお産に取り組んでいます。体重管理は極端な指導はしません。分娩スタイルも窮屈に考えません。LDR室には柔らかな音楽を流しアロマもしています。お産に備えての特別の運動は積極的にはすすめていません。妊娠したからといってこれまでしてもいなかった運動を突然始めることもないでしょう。呼吸法は入院されたときアドバイスさせていただきます。私たちの方針がよいことはなによりも当院の高い安産率が雄弁に物語っているのではないでしょうか。会陰切開になった場合でも創部の痛みはほとんどないか軽くてすみます。緻密な縫合のため時間をかけています。
ただし既往帝王切開(自院、他院を問わず)の方は次回も帝王切開となります。
患者様にとって自由度の高いクリニックでもあります。母子同室でもよいし、あるいは深夜はクリニック側が赤ちゃんをお預かりしお母様方にはゆっくりお休みいただいても結構です。母児同室を強制するようなことはしません。これは育児に頑張ってこられた経産婦の方ならよくお分かりのことと思います。なるべくご希望に沿うよう心がけています。退院前にはフェイシャルエステでリフレッシュしてください。
初産、経産に関係なく、入院は分娩後5泊6日としています。一生に何度もあることではないでしょう。経産婦の方もどうぞごゆっくり。
入院のための特別の準備はなんら必要ありません。詳しくは後期母親教室でご説明します。是非御参加下さい。
